かばのはこ

病気の子どもと過ごす生活の知恵!

図書館の粋なサービスin小児病棟

娘がお世話になっている病院だけなのか、全国的な取り組みかはわかりませんが、図書館って本当に素晴らしい、ありがたいと思ったサービスがあるのでご紹介します。

それは、、、

小児病棟内の公立図書館本コーナー

ついでに、

外来病棟の小児科待合室にも、公立の図書館本コーナー

小児病棟の図書館本

娘がお世話になっている小児病棟には、プレイルームという子どもたちが遊べるスペースがあります。そこに、本棚があるのですが、50~100冊くらいの本が区立図書館から病棟に貸し出されています。(選ぶ人によって、冊数が違うようです。)赤ちゃん向けから幼児向けの絵本。小学生向けの本。いろんな本を1か月ごとに入れ替えてくれます。

図書館スタッフの方が、コンテナをゴーンっと持ってきて貸出リストを見ながらチェックして本を回収し、新しい本を入れていってくださいます。

これが、どれだけありがたいか。

家から絵本を持ってきますが、たくさんはもってこれません。県外から入院される方などは言わずもがな。

本の入れ替え日を娘とともに指折り数えていました。

娘は頻繁に入院するので、病院蔵書の絵本は飽きています。そんなとき、このシステムは本当にありがたい。しかも、さすが司書さんセレクト。入院中に子どもに読ませたい絵本をピックアップしています。

大学病院など、病気の症状が重く長期入院または頻回入院を余儀なくされるお子さんが多い病院には、ぜひあってほしいサービスです。

外来病棟小児科の図書館本

驚いたのは、小児病棟だけでなく外来病棟でもこのサービスがスタートしたこと。

子連れの大学病院って、めちゃめちゃ大変なんです。大学病院に一度でも通われた方はご存知でしょう。一日がかりです。ものすごく、待たされるのです。採血、レントゲン、問診、心電図。。。電車やバス、タクシーを乗り継いで遠くからやってきて、疲れているところに子どもにとってはつまらないことのオンパレード、なぐさめる親の体力も限界です。子どもが小さいと荷物も多くなりますから、絵本を何冊ももって来られません。

そんなとき、この図書館本が本当に助かります。

それまでも小児科の待合室に絵本はありましたが、それほど多くはないので娘は読める絵本はすべて読み終えて飽きていました。そんな矢先に、図書館サービスがスタートしました。こちらも、1か月に一回本が入れかわるのです。

外来はいろんな人が出入りするので、本の管理が難しいのではないかと思うのですが、なんて寛大な試み。本当に感謝します。

おわりに

長期入院は2ヵ所しかしていませんが、一つ目の病院ではこのようなサービスはありませんでした。確かに、最初の病院の規模はそれほど大きくありませんでしたし、多くの患者さんは1週間程度で退院されていました。そういう病院でしたら必要ないかもしれません。

病院のほうからこのサービスを提案したのか、それとも図書館からなのかは定かではありません。もしかしたら、この取り組みをスタートするにはいろいろ大変だったのかもしれません。それでも、難病のお子さんが多く入院されるような大学病院だったら、このサービスぜひ取り入れてほしいと思います。学校や幼稚園が利用する団体貸出。このサービスの延長にあるのではないかと想像しています。

 

え?これってどこでもやってる?

私がしらないだけ??

という状況であればいいな~と思います。

大学病院でこのサービスを取り入れていないところがありましたらぜひご検討してみてください。