かばのはこ

病気の子どもと過ごす生活の知恵!

病弱な娘の幼稚園選び体験談~送迎なしの公立幼稚園にした決め手とその反省

無事幼稚園を卒園し、現在娘は小学生。

幼稚園生活の記憶がまだ残っているうちに、幼稚園選びを迷っていたときのことと、実際に通ってみて感じたことを書いておこうと思います。

タイトルにあるように、娘は小児慢性特定疾患があり病弱です。当初、幼稚園は無理じゃないかとさえ思いました。そんな問題を抱えている娘なので幼稚園選びも悩みました。

そこで、今回は、幼稚園選びの決め手と、その決め手が入園後にどんな影響を与えていたかを書いてみたいと思います。

幼稚園選びの決め手

  1. 送迎がない
  2. 近い
  3. 園長先生の病気への理解がある
  4. 知っている友達が数人いる
  5. 安い
  6. 遊びが重要視され、行事がゆるい

通える範囲の幼稚園をいくつか見てまわった結果、この6つが大きな決め手となり娘が通う園を決めることができました。

ところが、この決め手は幼稚園生活に重要だったと言い切れないものもありました。入園前はよくわからず頭でっかちになっていたなぁと思います。

送迎がない◎

我が家の場合、子どもを幼稚園まで直接届けることはとてもラッキーでした。保育園時代には、連絡帳がありました。けれど、娘が通う幼稚園では連絡帳がないかわりに、直接園長先生や担任の先生に病状を伝えることができるのです。

これがどれだけ助かったか。

顔を見て先生とコミュニケーションをとることで、欠席、早退、遅刻の打ち合わせもかなりスムースにできました。もし、これがバス通園だったら先生との連絡がここまで密にとれたかどうかは自信がありません。

健康なら問題ないかもしれませんが、娘のように生活に注意することが多い子にとって、園までの送り迎えは重要でした。

ただ、下のお子さんがまだ小さいご家庭は大変そうでした。我が家はたまたま一人っ子なので、送迎バスがないことが大きなメリットでしたが、小さいお子さんがいるご家庭だと送迎バスの方がよいかもしれませんね。

近い◎

徒歩通園が推奨されてましたが、体調にあわせて自転車通園をしていました。

娘への体の負担が少なかったのはとてもよかったです。特に雨の日。近くて良かった~と心から思いました。休ませまくなるような雨の日でも、近いおかげで登園できました。

帰りに道草ができるのも魅力でした。偶然一緒になったお友達と近くの公園で遊べるメリットは嬉しかったですね。

園長先生の理解がある△

決め手だと思っていたのですが、、、、、

入園してみたら、園長先生は変わっていました。

幸い新しい園長先生も理解のある方で助かりましたが、公立幼稚園なら決め手とするには弱い要素かもしれません。結局、先生は”運”に左右されるので、幼稚園選びをする際に決め手にするのは弱い要素だったかもしれません。

知っている友達がいる△

入園する前には、知っている友達がいるというのが大きなメリットのように感じたのですが、”知っている”程度の友人ならば、かえって面倒かもしれません。

仲の良い友達が通っているなら大きなメリットかもしれませんが、中途半端な知り合いなら、いてもいなくてもあまり変わりはなかったな~と今だから思います。子どもの性格が合わなければ、むしろデメリットにさえなります。

安い◎

我が家は小さい時の教育費は抑えめにし、将来に役立てようという計画があります。

発表会をはじめ、さまざまな行事すべてがシンプルで必要以上にお金がかからず、子どもたちの遊びを中心とした教育で安心できました。

安いせいか、三兄弟を筆頭に子だくさんのご家族が多く、園外で遊ぶときの経済レベルが似たり寄ったりですごく助かりました。

都内の幼稚園ってこわそう、、、、。と、田舎出身の私はドキドキしていたのですが、ホッとしました。

遊びが重視され行事がゆるい◎

病弱で幼稚園を頻繁に休むことは目に見えていました。発表会や学習に力を入れている園だとついていけない可能性がありました。そのため、全体的にゆとりのあるのんびりした園を選んだのですが、これが大正解。

行事がプレッシャーにならなかったのはとてもよかったです。

公立幼稚園のよさ

幼稚園選びって迷いますよね。

入園申し込みをした後も、ほんとにこの園でよかったのかとすっきりしない思いが残りました。義務教育と違うので、独自の教育委方針を打ち立てている私立幼稚園なんかとても魅力的に感じます。

 

けれど、娘は公立幼稚園でよかったと思います。

転勤があり、新しく赴任した先生がどんどんよい教育を取り入れいこうという雰囲気が感じられました。

さらに、公立の幼稚園って研修が充実しているように思います。研究授業も毎年一定数あります。確かに、小学校に繋がる学習に関しては近隣の私立幼稚園に比べれば力をいれていませんでしたが、私はそれで満足でした。

友達と遊ぶことで精一杯な娘が、さらに勉強まで幼稚園でやるとしたら、精神的にも体力的にも持たなかったと思います。

うちの娘には合わなかっただけで、学習・運動に特化した私立幼稚園を過ごしてきた子たちは、とてもたくましく羨ましくも思います。

おわりに

なんて、だらだらと書いてきましたが、幼稚園生活が楽しく送れるかどうかは、結局”運”のようなものです。子どもに合う先生が担任になるか、気の合う友達がいるかどうか。

クラスの子どもたちと担任の先生の化学反応で、充実度も変わってくるような気がします。

実際、娘のクラスの担任の先生の人望も厚く、クラスの保護者も全体的に仲がよかったのですが、一学年下のクラスは、なかなか大変そうでした。

この幼稚園にする!

と決めたら、あとは信じるしかないのかもしれません。

 

個人の体験談ですが、幼稚園選びで同じように悩んだ方の考えるヒントになれば幸いです。